看護師は不足しているのか?

私の知る限り、看護師不足と世間で言われている状態は、少なくとも20年以上続いている。長期間、不足の状態が続いたことでが常態化してしまい、医療スタッフも患者サイドもそれに慣れてしまったかのようだ。不足している中で業務を遂行するから、終わらない、休めない、突発的に休んだ人のカバーもするので、不健康なサイクルを生んでしまう。時代の変化によって、在院日数もどんどん短くなり、入退院のサイクルが早くなっているので、業務は忙しくなっているし、超高齢化になり患者数も増加しており、医療に求められる質もより高度になっている。よって20年前の看護師不足以上に、今の不足は本来深刻なはずなのだ。

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それをひとくくりに看護師不足と言うと、あまりにも長い間、耳にタコが出来るように聞いているので危機感などなくなってしまっているのではないか?と思う。看護師が充足している職場と、危機的に不足している職場の両方で勤務した経験がある私からすると、看護師不足している病院なり施設なりに入院するなんて怖くてしょうがない。治療は医師が行うが、医師の手足となり診療介助を行う看護師が少ないということは、医師への負担もかかる。また看護師の大切な療養の世話が抜けても、状態の変化を見過ごすことになりかねない。四六時中管理してもらえると思って入院しても、見守る人間の数が不足していれば、手薄になって当然のことなのだ。

今となっては、海外に行くことも増えたが、航空会社によって、人手が充足している会社と、不足している会社では明らかにサービスに違いがある。移動の手段であっても命を預けているのだから、人手不足なんて怖いと思う。充足していなければならない職場というのは確実にあるのである。

Tomomi Naka

Tomomi Naka

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