Toward Immortalityについて

企業にはビジョン(将来目指すもの)があるように、個人としてのビジョンがToward Immortality(タワード イモータリティ)である。これは「不死を目指す」というもので、医療の行き着く先は死からの自由、すなわち不死だと思っている。そこに辿り着く道は様々あると思う。ただ、何をもって自分であると言えるのかとすれば「脳機能」に他ならないと考えている。脳の仕組みすら全容解明されていないのに、その脳を自己とするというのは少々乱暴かもしれないが、それでも身体機能の他の部分を損失しても、自己は継続していると思えるし、身体機能の一部を人工物と変更したとしても自己は継続していると信じられる。ただ、脳が他の人や人工物と入れ替わってもそれを自己と呼べるか?というとNOである。そこでレイカーツワイルというフューチャリストの提唱するSingurality(シンギュラリティ) を信じつつも、ただ待っているわけにもいかないので、自分でもその一部を担いたい。

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そもそも不死を目指すのは、大切な人々を失う瞬間の悲しみや絶望感を二度と味わいたくないということもあるし、自分も永遠に生き続けたいという気持ちもある。病院を受診する多くの患者さんは命を救って欲しいと病院にくる。殆どの人が死にたくないと思って病院に来るのに、出来るのは延命程度で、実際には不死を達成することは出来ていない。

自由を得るということは、選択肢が増えるということでもある。しかし、ここまでテクノロジーが進化した現代でさえ、人は死に対する選択肢を持ち合わせていない。世の中には、事故、病気、事件、紛争などによって望まない死を受け入れなくてはならないのが現実だ。

松下幸之助さんは「成功するのは、成功するまで諦めないこと」であると述べられ、かのナポレオンは「自分は達成するまで目標を諦めないからこそ、自分の辞書に不可能という文字はない」と語ったそうだ。人類が成し遂げていないことなので大きな目標ではあるが、同じ目標を持つ世界中の仲間とともに達成するまで諦めず進んでいきたい。