母:敦子物語 Vol.57

友が高校二年生も終わりが近づいた頃、いよいよ進路を真剣に考える時期になっていた。商業高校であったので、就職する同級生が殆どであったし、本人も特に将来のことを真剣に考えている様子はなかった。そこで、本人が興味を持てそうな本の広告を見せて話をしてみたり、性格的にありがとうと人に言われる仕事が向いているのではなど色々と試みてみた。

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中学生になる時にも、勉強はしなくてもいいから英語と中国語とコンピューターだけやったほうがいいとアドバイスしたが、コンピューター以外には結局、興味を示さなかったので進路のアドバイスは真剣に取り組んだ。天邪鬼の性格も考慮して、すすめた効果もあってか、助産師か保健師になるということで落ち着いた。それにはまず看護学校に行くための準備ということで、高校三年生になる時には看護系の予備校に通うということになった。一緒に説明会に行き予備校も決めて、あとは本人のやる気次第ということになったのであった。もし、看護学校に合格すれば、そのまま家から通うことが出来るが、看護学校に合格しなければ、高校卒業と同時に家を出るということを決めたのであった。