母:敦子物語 Vol.54

会社のハイキング部を立ち上げ、最初は町歩きや、近場でのハイキングがメインだったのだが、少しずつ本格的な山にも挑戦していくようになった。軽い気持ちで始めたところ、行くたびに山の魅力に取り付かれるようになり、日帰りから一泊、慣れてくると縦走するために数日間連続で山に入るようにまでなっていった。徐々に山関連の本やアイテムも家の中に増えていき、運良く会社の同僚の中に、一緒に山登りをしてくれる人を見つけたことも相乗効果となって、続けられたのかもしれない。

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登りは、苦しくて歩くのもとても遅い。なので一緒に行く人には必ずと言っていいほど、置いていかれてしまう。ところが下りになると一変して、軽やかに走るように降りることができた。登りに力をかけすぎないので、膝にも負担がないからなのか?下りになって勢いよく下りていっても、膝を痛めたりすることもなく、快適に山の楽しさを満喫することができた。行きはゆっくり、帰りは早くというペースが分かると、自分にも出来るんだという自信にもつながり、元々負けず嫌いの性格も手伝って、自分との戦いでもある山登りは趣味と呼べるレベルの一つに成長していったのであった。100名山のみならず、地図を見ながら計画を立てて、様々な山を制覇していった。