母:敦子物語 Vol.51

義父が亡くなった時には、まだ小学校低学年や幼稚園生で、葬儀の時に走り回っていた子供たちも、七回忌、十三回忌法要となる度にどんどん大きくなり、法事の手伝いまでするようになっていた。それでも、いとこ同士ということもあり、いくつになっても集まると賑やかで、普段会わないとは思えないほど仲良く遊んだり話したりしていた。

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それぞれの子供たちが、成長していく姿を見るのは、楽しいものがあった。また、中家に嫁いだ嫁同士で話をしたり、義理の妹たちと話をしたりする時間も次第になれていった。ただ、既にこの時に、直は結婚していたこともあるが、一緒に行事に参加する機会が少なかった。父親が直と友とでは違うことを、家族内では既に違和感なく過ごせていたが、やはり夫の親戚との行事という部分では多少気にする部分があったように思う。直は気にしないそぶりを見せてくれていたし、親戚との集まりがあっても極力参加してくれてはいたが、それでも全く気にしていないとは言えないとお互いに感じていたような雰囲気があった。一つには、いとこ同士の年齢が他はほぼ同じ幅だったが、直だけ年が離れていたということにも起因していたかもしれない。