母:敦子物語 Vol.42

直が家を出て一人暮らしをはじめてからは、夫も自分も働いていたため、友はいわゆる鍵っ子になった。特に寂しいということもなかったし、自分の職場も家から歩いて数分のところにあったので、いつでも会いにこれるし、会えるという安心感もあったからかもしれない。ただ、これも後からわかったのだが、かなり友達の家庭にお世話になっていたらしい。それを家で言ってくれればお礼も出来たのに、言わないのでながらく気付かなかった。おやつも家には買っておいたし、学校から帰ってきてもお腹をすかしたりしないようにと配慮していたつもりだったが、友達の家でおやつをいただいたりしていたということがわかって驚いた。

IMG_7880

共働きなので学童に入るという選択もあったし、それも友に聞いてみたりしたのだが、本人は入らないというので、習い事も色々あるし大丈夫かなという気持ちだったのだが、子供の考えや行動は実際にはわからないものだと感じた。家族は皆んなで協力して家を運営していくということを友にも教えていたので、この頃からは、家の手伝いも色々としてくれるようになった。掃除機がけや風呂掃除など出来る範囲の手伝いも増えていったが、こういうことも要領よくこなしてくれていたので、仕事をしていた自分にとっては大変助かった。