母:敦子物語 Vol.41

義父が亡くなってからは、義母に会うため年に 1~2回は神戸を訪れていたが、時には神奈川に呼ぶこともあった。ある年はお正月に来てくれたので、皇居の一般参賀に連れて行くと、初めての大変にとても喜んでくれた。義母は明るく活動的だったので、のんびり家で過ごすというよりも、あちこちアクティブに動き回ることもいとわなかった。時には友の欲しがったルービックキューブのデパート販売に早朝から並び、購入の手伝いをしてくれたこともあった。

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夫も義母のことをとても大切にしていたので、親孝行をさせてあげられることが嬉しかった。ただ、そんな時も自分と母の関係を思うと、少し複雑な気持ちにもなったりした。父が他界してからも、母は病院での勤務を続けていたのだが、休みの日だからといって、何泊も泊がけで遊びに来るということもほぼなかったし、会いに行っても数時間で帰されてしまうことばかりだったので、夫と義母の関係のように、一緒に出かけたり、長時間話をするということはなかった。時には母から電話が来て「週末行くからね」と言われ、嬉しくなり母の好きな料理を沢山作って待っていた所「やっぱりやめた」と言われたりすることも 一度や二度ではなかった。思えば母は自分に甘えていたのかもしれないが、それでも親なのにどうして。。。としっくりいかない関係に悲しい思いをすることもしばしばあった。

自分には埋められない親子関係があったので、余計に夫には親孝行をしてもらいたい!という気持ちが強くなっていたのかもしれない。