母:敦子物語 Vol.22

子供達の学校や保育園を休ませて出かけるのは、海だけではなく、映画や舞台、家族旅行なども含まれていた。通常、子供は学校を休めるというのは嬉しいのかと思ったりするが、自分の子供達は真面目だったのか「さあ今日は出かけよう!」と朝に行ったりすると「えー学校に行くはずだったのに!」と文句口調で言われることもしばしばあった。店のこともあり、家族揃う日というのが貴重だったが、とても良い思い出を沢山作ってあげることが出来たのではと思っている。

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ある日、弟が結婚式を挙げるということで、参列前に着物の着付けを手伝ったり、準備から参加していた。下の子も大喜びで、いとこと会ってはしゃいでいた。いよいよ支度も終わり、結婚式に参列したのだが、下の子がおとそで出た酒に口をつけた。その途端「あーこれは、う○こだ!う○こだ!」と何度も言い始め、神聖な三三九度の儀式中に笑いがおきてしまい、とても恥ずかしい思いをしたし、弟夫婦にも悪いことをしたなと思った。とは言え、自分方の妹も既に結婚していたし、弟も結婚したということもあって、親族で集まることも増えて、子供の頃の家族の暗い思い出とはうらはらに、にぎやかに親族と過ごす日々がこの辺りからしばらく続くことになった。

親族が増えていく喜びと、この当時はもう両親とも大人としての付き合いが出来はじめていたので、程よい距離感で自分方の親族とも付き合うことが出来ていた。