母:敦子物語 Vol.18

お産婆さん曰く、元気よく産まれてはきたのだが、産まれる時に汚物も飲み込んでしまったと言われた。すると、産まれて直ぐにも関わらず、数日はミルクを飲ませることが出来ないということであった。女の子だったショックも束の間、今度は汚物誤飲問題に悩まされることになった。なんでそんなものを飲んで産まれたのか分からないが、とにかく産まれた時の丸々した状態から、みるみる干からびるように小さくなっていく子供を見つめて大丈夫なんだろうかと心配の数日が続いた。

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するとお産婆さんより今日からミルクを飲ませて大丈夫ですよ!という許可がようやく降りてホッとした。小さくはなってしまったが、まだ元気はありそうだ。
夫も娘も新しい命に喜んでくれてはくれたが、夫には男の子を産めなかったので、申し訳なかった。一方で娘は「女の子だから私が名前をつけていいんだよね!」とすっかり忘れていたことを、その言葉で思い出させてくれた。「なんていう名前にしたいの?」と娘に聞くと「友美にしたい」とのことであった。理由は自分が転校したりして、中々友達が出来なかったことなどもあり、友達に恵まれる美しい子になるようにという理由だった。まあ、理由もしっかりしているし、女の子の名前は一切考えていなかったので、それで決定!となったのであった。