母:敦子物語 Vol.8

看護学校では仕事の疲れで眠ってしまうことも多かった。妹と会って話をすると、未だに父(祖父)はたまにしか家に帰ってこないとか、母も疲れているということを聞いた。学校になんか行っている場合なのかな?と思ったり、家族のことも心配だが、かと言って自分が家に戻って何か出来るということもないのか?など、そんなジレンマと疲れの中で試験前でも中々勉強に身が入らない。

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思えば、なんで自分は母の言いつけ通りに家を出たのかな?と思うようにもなってきた。子供が5人も居れば、生活は大変で、父(祖父)の事業失敗から長年生活は回復しない。だから一人でも子供が外で働いていれば家族の助けになる。

だから、以前実家に帰った時に、母(祖母)は複雑な表情だったのかもしれないなと気付いた。久々の実家帰りなのに、笑顔で迎え入れてくれるという雰囲気ではなかったので、もしかすると母も自分の顔を見ると辛い気持ちがわいてきたのかもしれないと思った。

それでも、自分は口減しのために外で働いているんだなと思うと、しょうがないとわかりながら、何で私だけが。。。と悲しくなるのだった。

※母の子供の頃の写真が手元になかったので、私の幼少期の写真を使用。