潜在看護師という幻想

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起業した看護師社長の中友美です♪

新聞で発表になっていた。昨年から行われていた看護師争奪戦で、看護師が必要なだけ確保出来なかった病院が6割であったと。看護基準7対1なんて諸外国の看護基準に比べたら、別に充実している制度ではない。それでも看護師の絶対数が少ないことも相まって、7対1でさえも実現出来ない病院が続出しているのだ。

昨年、カリフォルニアで取材してきた病院も4対1の看護基準をクリアーしていた。しかも、日本のように日中と夜間の看護師の数が全く違うというような馬鹿げたことはおきていない。日中も夜間も4人の患者に1人の看護師ということを徹底している。

当たり前だよ…

でも日本ではこれは出来ていない。っというより、7対1でさえ実現出来ていないのに幻の「潜在看護師掘り起こし」なんて未だに言っている。以前もブログで書いたが、

潜在看護師はいない!

『潜在』という言葉は「表面には表れず内にひそんで存在すること。―する能力を引き出す」(大辞林)

となっており、うちに潜んでいると考えているのだ。そこがそもそも間違え。もちろんゼロとは言わないが、看護師を辞めた人が、金銭的な問題もないのに、戻りたいけど戻れないなんてことないのだ。戻りたい時が戻り時。看護師はいつでも職場復帰が出来る。

一度辞めた、子育てがひと段落した人などを急性期の現場に引っ張ってこれるか?まず絶対数は少ないはず。あたかも潜在看護師の復帰には研修が必要で、掘り起こしによって、病院の看護師も充足するなんて幻想を抱きながら、病院の問題を根本から解決もせずに、まやかしの「潜在看護師掘り起こし研修」なんてどんなに銘打っても無駄なのだ。(私も起業したときは潜在看護師がいると思っていた派。でも気付いた。)

だから言っているのに…

数が足りないのだ。看護師は毎年4万人近くが国家試験を合格するが、一体何人の人が収入の安定した結婚をして、子供を生んでいるかというデーターはない。掘り起こすなんてことにいつまでもお金と時間をかけないで、現実をみるべきだ。

病院も現在勤務している看護師をいかに満足して勤務してもらえるようにすべきか、看護師が看護師をリクルーティングするには、誘ってもらえる病院にならない限り無理だ。雇用形態の多様性を認めない病院も未だに多い。

勤務を管理して、希望した休みも与えない病院も多い、残業代をつけるなという病院、部下を守るより、医師に従えという師長、とにかく今まで行ってきた「ツケ」を支払わされているだけ。

看護師が集まらなかった病院の言い訳として「大病院があんなに確保にのりだしたら負けて当然」とか「うちに知名度なんてないのは昔から」というものが多い。聞いていて情けない。自分は看護師を理解している!なんていいながら、パソコンも使えない看護部長や、ネットなんて信じないなんて未だに言っている事務長は、いつも責任転嫁ばかり。

そろそろ気付きませんか?

いえ、気付いてください。看護師を何故確保出来なかったのか…出来ない!大変!という前に、是非一緒に問題解決していきましょう♪