看護師社長物語 Vol.17 ~幼少期~

親に内緒で通っていた場所。それはデパートのおもちゃ売り場!

休日、親と一緒に行くと、おもちゃ売り場は殆ど素通りか、短い時間しか滞在出来ません。そこで親にねだって時間を延長してもらうより「一人」で行くことを決断しました。思えば、かなり小さいうちから

映画・プール・スケート

などは一人で行ける子だったので、デパートなんてハードルの低い場所だったんです。しかし電車に乗って、町まで出なければならないので、お小遣いの範囲で町へ繰り出すには週に一度位が限界でした。おもちゃ売り場で買いたいものがあるというよりは、いろいろなおもちゃで遊びたい!という気持ちでした。購入すると、それ一つで遊ばなければならないし、親に欲しいものを言うと、何だか別のものになってしまうこと(リカちゃん人形が欲しい!と言ったのに、モンチッチを買ってきたり)もあり、所有は好みませんでした。

ある日、いつものように、おもちゃ売り場で満足するまで遊んだ後、電車で帰ろうとしたら「財布が無い…」ポケットに入れておいたはずの財布がなくなっているんです。そこで私はデパートの1Fにある受付のお姉さんに相談。「お母さんは?」などと聞かれながらも「一人で来たの!」と事情を説明し、館内アナウンスにて、財布を捜してもらうことに。

待つ事1時間程度。

館内アナウンスまでしてもらったのに、財布は出てきませんでした…困りながらも、お金が無いので帰ることも出来ず、受付のお姉さんに再度相談すると、従業員用の廊下を進んだ先に、公安室だか?事務所だか?があるとのことで、私はワラをもすがる思いで、その部屋に行ってみました。そこには、年配のおじさん2名。事情を説明し、1時間ほど待ったが財布が出てこないことを告げると、おじさんは自分のポケットから5百円を出し「これで帰れるか?」と聞いてくれました。

「うん!」

と元気よく答え、助かったーーーという思いで家路へ。今思えば、親に電話して迎えにきてもらうという選択もあるはずなのに、あの時は、これっぽっちも、その選択が浮かばなかった…いや、むしろ何が何でも自力で帰らねば!と思っていたな(笑)

この事がきっかけで(バチが当たったんだ!と思い)一人デパート通いは終了!

Tomomi Naka

Tomomi Naka