看護師争奪戦後に起こること

本日は、看護師社長物語をお休みし、先日の新聞記事に大きく取り上げられていた、

「看護師不足、看護師争奪戦」

について、現在の病院の問題点と弊社が行ったニューリリースの内容について書いていこうと思う。

以前の日記でも触れたが、昨年の診療報酬改定により、今まで以上に看護師が病院で必要な存在となった。以前から看護師不足は問題視されていたが、改定により看護師配置の人数により、保険点数に大きな差が生まれるようになったからである。病院は看護師を確保せざるおえなくなったのだ。これにより、必死で病院は看護師確保に乗り出したのだが、看護師側のニーズを理解しての行動でも、看護師のことを充分に考えた末での行動でない。その中でありとあらゆる方法を使い、看護師を確保した、経済的にもパワーのある病院…

しかし、看護師は離職率も高い。どんなに必死に確保したとしても、1年以内に看護師が辞めてしまう割合は10%近い。病院の採用担当者になると分かると思うが、看護師を一人確保するだけでも大変な苦労であるのに、必死で集めた看護師は毎年辞めてしまう。私は今年、更に中間層(3年以上の看護師としてひとり立ちをしてから主任になるあたり)の大幅な離職が起こる可能性を秘めていると感じている。

以前から、新人教育の方針が変更になりつつあり、現場中間層の看護師は勤務し辛い状況はおこっていた。しかし、今年の異常とも思える看護師争奪戦が終ったことに息つく暇もなく、直ぐに4月から「新人教育」が開始となるのである。疲弊している現場看護師が、大量の新人にどれほどの教育を施すことが出来るのであろうか。プリセプターになった看護師が、新人教育にあたりどのようなフォローを行うのであろう。

自らの業務をこなしながら、教育も行うことはとても大変なことであるのだが、今年は更に新人が多くなる病院が多く、この環境に耐えうる看護師ばかりでないことは、あまりにも容易に想像出来る。新人にしても、以前であれば手厚くプリセプターとの関係を作っていけたものが、今年の状況では、それも厳しい。このような負のスパイラルが、必死で奮闘して看護師を確保してきた病院の次なる課題となるであろう。

そこで、弊社としては、看護師の職場定着におけるカウンセリング業務を新サービスとして開始した。看護師が職場に定着出来ない様々な理由を解決するため、第三者である

A-LINE株式会社 http://www.aline.jp 

が病院と協働し、看護師をフォローすることで、看護師が勤務を継続出来るプロセスを確立する。争奪戦や確保にばかり注目していた時期から、定着へ向けた対策へと病院も切り替えを行う時期になったように思う。病院がどこまで看護師のニーズを満たすことが出来るのか?ということが今回の争奪戦後に出る、本当の病院評価と鍵になっていくのではないだろうか。