看護師側の問題

「看護師の社会的地位向上」

を達成するための大きなポイントとなる

「看護師自身の意識改革」

について考えたい。多くの看護師は医療という古い体勢の中にドップリと浸かりながら、自分の考えていた理想や夢を捨ててしまう(もしくは諦める)ことが多いと感じる。もちろん、人間は環境に適応する能力を兼ね備えているので、それも自分の身を守る一つにもなっている。しかし、以前は「おかしい」と思っていたことが、いつのまにか「当然」になっていき、看護師同士で監視し合う(もしくは制御しあう)という場面が多くみられる。

こうあるべき!という「型」などないはずなのに、「新人はこうあるべき」「主任はこうあるべき」「師長(婦長)はこうあるべき」という「型」を結局、伝承してしまうのだ。こういう伝承をしていくことでメリットがあるのは本来、看護師自身ではなく、経営者側であるにも関わらず、それに気付かない。看護師はもっと自由になるべきだと思う。自らの考える理想や理念を声を上げていける職場、師長も新人もなく、お互いの持つ看護観をブラッシュアップしていくことが出来る職場が少しでも多くなることが、結果患者にとっても最善の看護を受給出来ることになるのだ。

しかし、私はその時に最も重要なのは、やはりトップの意識だと考えている。

「看護部長」

「看護師長」

の意識改革が最も重要だ。現場看護師は日々の業務に追われ、仕組み作りを考える時間などないほど忙殺されている。しかしトップの意識で現場を変革しようと思えば実現出来るのである。そして、そんな病院には看護師も集るのに…そう。私の考える看護師の意識改革における重要ポイントとなるのは「看護師のトップ達」にかかっている。今まで多くの看護部長に会ったが、未来を見ている方と、あまりにも後ろ向きの方と、本当に様々。

正直、看護部長の意識があまりにも「型どおり」の病院には看護師の紹介も行いたくないという気持ちで仕事をしている。(もちろん看護師の希望があれば別)私は看護師が看護師を大切に出来ない看護部長は共に未来を創造出来ないと思っている。最近は素敵な看護部長にお会いする機会も増えて来ているので本当に嬉しい。こういう看護部長ばかりになれば、看護師側の問題はあっという間に解消され、皆で一丸となって地位向上も行うことが出来るのに。